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On the self-description of functionally differentiated society

Authors
Publisher
奈良大学
Publication Date

Abstract

一般的システム論に基づく社会の自己準拠論にせよ、成員のシステム表象の問題にせよ、社会の自己記述は要の位置を占めるはずである。しかし、機能的に分化し、価値関係の錯綜した現代社会の自己記述には、多様な価値領域にまたがる「多価値文脈的」整序が必要という論理的難問がある。現代の組織は、分化した一領域を焦点に形成されているのが通常で、他の分野に関する決定には個人にはない制約がある。議会制民主主義にみられるように、個人の決定を集計した結果を基礎として社会的選択を行うのはこのような問題への対応にもなっている。社会科学もマス・メディアも、社会の自己記述をになうとき、このような問題にどのように直面しているか検討する。マス・メディアの場合、技術的経済的変化は、寡占化を促進し特に放送においてこの困難を増大させる方向に作用してきた。最近の技術的変化は、社会の自己記述に新しい困難を予想させるが、他方この状況を変化させる新しい可能性を期待させる。

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