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Management accounting in the formation of environmental capabilities : exploring practices for cost reduction in ecodesigning

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氏名 氏 名 HANNU KURUNSAARI 学 位 の 種 類 博 士(グローバルビジネス) 学 位 記 番 号 第4806号 学位授与年月日 平成18年3月24日 学位授与の要件 学位規則第4条第1項該当者 学 位 論 文 名 Management Accounting in the Formation of Environmental Capabilities: Exploring Practices for Cost Reduction in Ecodesigning 論文審査委員 主査 教 授 岡 野 浩 副査 教 授 向 山 敦 夫 副査 教 授 荒 井 耕 論 文 内 容 の 要 旨 管理会計は、財務的パフォーマンスと環境的パフォーマンスとの連結環である「エコ効率」を測定し、持続 可能な社会において企業の競争優位を維持するために必要な、財務的・物理的情報を提供するものである。こ れまで、環境能力を管理会計との関わりから理解するための理論的基礎として、戦略的ポジショニング、コス トドライバー分析、バリューチェーン分析といった、企業の外部要因との関連から競争の主な要因を分析する ポーターの戦略論が用いられることが多かった。しかしながら、これによっては企業内のダイナミックな環境 能力を含む組織能力を解明することは不可能である。 本論文では、まず第1章において、こうした限界を克服するため、リソースベースビューおよびそれの発展 形態であるダイナミックアプローチを用いた。リソースベーズビューは、企業を、レント・シーキング戦略に ついての基盤である特定の資源と能力の集合体であると仮定する。環境能力の価値を高めるには三つファクタ ー、すなわち要求、欠乏、そして誰がレントを得るか、が存在する。基本的に環境能力はルーチンてきで、使 用によって磨耗しない、半永久的に組織と結合されたものであり、環境能力は、多様な資源と能力からもたら されるとする。 第2章では環境管理会計(EMA)の進化について議論した。EMAは、内部および外部のコンフリクトに直面す るとき、EMAは新しい資源やルーチンと以前の能力を再結合することによって進化するといえる。 第3章ではエコデザイン(環境配慮設計・開発)における戦略的コストマネジメントについて分析した。こ こでは、環境に関わる負担をドライブするものとしてマテリアルフローとエネルギーフローをあげ、最近企業 でも試みられているマテリアルフロー原価計算や環境原価企画がコストダウンと汚染防止を達成するための資 源と能力とどのような関係にあるかを考察した。 第4章では、3つの企業、すなわち、バイエルAG、シャープ、ノキアといったグローバル企業をケースとし て取り上げた。このケース研究によって、コストマネジメントについての企業の長期的なキャパシティは経路 に依存する半永久的な能力を基礎にしていること、さらに、新しい環境管理会計システムを導入し、これを実 践に移すことによって、ダイナミックな環境能力を増進できることが明らかになった。さらには、エコデザイ ンのフェーズにおいて、物理的環境管理会計(PEMA)の情報が主要なリソースあること、さらには、マテリア ルフローによってコスト配分するためには環境能力をよりダイナミックな観点から増進させることが必要であ ると結論づけた。財務的な誘因は直接的に企業のレント・シーキング戦略と結合しているからである。ケース 企業では、サプライチェーンマネジメントおよびシミュレーションツールについての実践などを行い、財務的 および環境情報を組み合わせることによって環境的負担を削減するための資源と能力とをダイナミックに変革 してきたのである。 -174- -175- 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 本論文は、資源ベース戦略論を基礎として、環境管理会計と組織能力との関係性について3社のケースから 実証的に明らかにすることを試みるものである。 クルンサアリ氏は、従来の管理会計の戦略的枠組みとして、戦略的ポジショニング、コストドライバー分析、 バリューチェーン分析といった、企業の外部要因との関連から競争の主な要因を分析するポーターの戦略論が 用いられてきたが、それでは企業内の環境能力を含む組織能力を解明することは不可能であったとし、第1章 では資源ベース戦略論について論じる。そこでは、企業を、レント・シーキング戦略についての基盤である特 定の資源と能力の集合体である

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