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Discriminant validity between organizational identification and organizational commitment: Prelirninary study in Japan

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首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻経営学会
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Abstract

?????????????? ? ????? ???????????????????????? ????????????????????????? ???????????????? ??????????????? ???????????????????????? ???????????????????? ??? ???????????????????????????????? ?????? ???? ??????????????????????????? ???????????????????? ? ? ? ????????????????????? ― 65 ― 『経営と制度』第 11 号 2013年 3月 65-80頁 * 首都大学東京 大学院社会科学研究科 教授 1.はじめに  近年、組織アイデンティフィケーション 2 を巡る研究が欧米で盛んになっているが、日 本での研究はごくわずかなもの(e.g. 小玉・戸梶 , 2010)に留まっている。しかし、組 織アイデンティフィケーション研究の最近の展開や、昨今の日本企業における組織と個人 の関係性の変化などを踏まえるならば、日本の組織行動研究に組織アイデンティフィケー ション研究の成果を取り入れていく意義は決して小さくないように思われる。  一方、組織アイデンティフィケーションとの類似点が多く見出される組織コミットメン ト概念を用いた研究は、日本でこれまで盛んになされてきた。欧米の組織アイデンティフィ ケーション研究でもこれら二つの概念間の関係が問題になってきたが、組織コミットメン ト研究の蓄積が相対的に大きい日本において組織アイデンティフィケーション研究を取り 入れるにあたっては、これら二つの概念間の差異を明確化するとともに、両者が弁別され うるものであることを示す必要性がとりわけ高いといえる。  そこで、本研究では組織アイデンティフィケーションと組織コミットメントとの違いや 弁別性についての先行研究をレビューし、日本における両者の弁別性の検証を行う。第 2 節で組織アイデンティフィケーション研究を概観し、第3節では組織アイデンティフィケー ションと組織コミットメントの概念規定における違いを確認した上で、両者の弁別性につ いての実証研究をレビューする。第 4 節で 2 つの質問紙調査を利用した実証研究の手続き 及び結果を示し、第 5 節において結果を要約するとともに今後の課題などを述べる。 2.組織アイデンティフィケーション研究の再興と展開 3  組織成員による組織へのアイデンティフィケーションは、いわゆる近代組織論の誕生の 頃から注目されてきた(e.g. Simon, 1947)。しかし、理論的な基礎づけが十分になされな いまま、関連する広範な心理学的概念を取り込んだこと(Edwards, 2005)などによって、 【研究ノート】 組織アイデンティフィケーションと組織コミットメントの弁別性 ―日本における組織アイデンティフィケーション研究に向けた予備的分析―1 高尾 義明 * 212694_首都大学東京_経営学系_経営と制度第11号 本文 5校.indb 65 2013/03/08 16:32:05 高尾 義明 ― 66 ― 組織アイデンティフィケーション研究は停滞していた。  組織アイデンティフィケーション研究の再興は、Ashforth and Mael(1989)が社会的 アイデンティティ理論及び自己カテゴリー化理論に依拠して、成員性についての認知と自 己概念の結びつきから組織アイデンティフィケーションを捉えたことから始まった。組織 へのアイデンティフィケーションを組織との一体性(oneness)や組織に帰属しているこ と(belongingness)に対する認知と定義し、認知に焦点を絞ってアイデンティフィケーショ ンを捉えたことが、それ以前の研究と Ashforth and Mael(1989)との最も重要な違いで あった。概念規定についての議論はその後も継続してなされているものの(c.f. Ashforth, Harrison, and Corley, 2008)、認知的次元を軸にアイデンティフィケーションを捉えるこ とは、90 年代以降の大半の組織アイデンティフィケーション研究で継承されている。  概念の確立と並行して、組織アイデンティフィケーションの先行要因や結果要因に関す る実証研究も進められてきた。先行要因としては、社会的アイデンティティ理論及び自 己カテゴリー化理論の枠組みをもと

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