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A study of teaching materials (works of art) used for interactive gallery talk method type appreciation【4】 : Practice using "MITE! teacher's kit 1 " & "MITE! teacher's kit 2 "

Authors
Publisher
山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Publication Date
Keywords
  • 美術教育
  • 鑑賞
  • 対話型鑑賞
  • 教材
  • 教育・教育学

Abstract

教育実践総合センター 研究紀要 第31号 山口大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要第31号(2011.3) −�0�− 対話的ギャラリートーク型鑑賞指導の教材に関する考察【4】 ― 『MITE! ティーチャーズキット1』『同2』を用いた実践から - 吉田 貴富 A Study of Teaching Materials(Works of Art) Used for Interactive Gallery Talk Method Type Appreciation 【4】 - Practice Using “MITE! TEACHER’S KIT 1” & “MITE! TEACHER’S KIT 2”- YOSHIDA Takatomi (Received January 11, 2011) キーワード:美術教育、鑑賞、対話型鑑賞、教材 1.経緯と目的  本稿は、吉田貴富「対話的ギャラリートーク型鑑賞指導の教材に関する考察―『MITE! ティーチャーズキット1』を用いた実践から―」(大学美術教育学会誌第40号、2008年)、 「対話的ギャラリートーク型鑑賞指導の教材に関する考察【2】―『MITE! ティーチャー ズキット2』を用いた実践から―」(同誌第41号、2009年)「対話的ギャラリートーク型 鑑賞指導の教材に関する考察【3】―『MITE! ティーチャーズキット3』を用いた実践か ら―」(山口大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要第30号、2010年)の継続研 究である。  対話型ギャラリートークを学校現場に応用する際にしばしば疑問や悩みとして上がるの が作品選定の問題である。そこに登場したのが『MITE! ティーチャーズキット』であった1)。 このキットは、具体的なマニュアルやシミュレーション事例と作品の図版が掲載された冊 子、それにパソコンによる投影を前提として作品の画像データを収めたCD-ROMが セットになった形式で全3巻編成。第1巻が小学校3・4年生対象、第2巻が小学校5・ 6年生対象、第3巻が中学生対象であることが、ケース・冊子・CD-ROMに明記され ている。各巻とも10のレッスンから成り、各レッスンには一定のテーマや共通点を持った 3枚の図版が選定されている。  本研究の目的は、このキットに選定されている作品の、対話的ギャラリートーク型鑑賞 における教材としての適性を検証することである。  本キット各巻のケースには「小学校3年生以上であれば何年生からでも有効です。各巻 には対象学年が表示されていますが、作品の順序は鑑賞を徐々に深めていくよう配慮され ていますので、年齢を問わず1巻から始めることをおすすめします」と記されている(こ れを便宜的に「条件①」とする)。この記述は、上述の「第1巻が小学校3・4年生対象、 −�0�− −�0�− 第2巻が小学校5・6年生対象、第3巻が中学生対象」(これを便宜的に「条件②」とす る)と矛盾する。  筆者はこれまで、実験(実践)の可能性を優先し、大学生を対象としてこのキットを実 践してきた。その際に、上記の互いに矛盾する条件のいずれに則して教材を採用すればよ いのかが問題となった。つまり、年齢的な発達段階からは条件②に即して第3巻を用いる べきであるが、経験度からは条件①に即して第1巻を採用すべきである。  本研究を進めるにあたり、実践上の時間的な制約から、論考【2】においては第1巻を 経験させることなく第2巻を、論考【3】においては第1巻・第2巻を経験させることな く第3巻を実践した(これらを便宜上「単発実践」と呼ぶ)が、今回は、第1巻と第2巻 を連続して用いた実践(これを便宜上「積み上げ実践」と呼ぶ)の結果を基に、主に第2 巻について、そこに掲載された作品の、この手法の教材としての適性について考察を進め るとともに、先述した矛盾する条件の適否について考察するものである。  なお、本キットを用いての実践や研究会は各地で大小様々なものが行われているが、 キット1巻を通して実践した記録の発表は本研究以前には例がなく、積み上げ式に第1巻 と第2巻を実践した記録の発表や考察も前例がない。 2.方法 2-1 対象  これまでと同様に、実践の可能性を優先し大学生を対象とした。 2-2 実験(実践)に用いた授業  執筆者が山口大学において担当している共通教育「芸術史(美術史)」の授業を用いた。 開設期は2010年度前期、第1セメスター。水曜日3・4時限。対象者は全学部。受講者数 (受講登録者数ではなく、最終回まで

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