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An Experimental Examination of Left and Right in Sandplay

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佛教大学教育学部
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Abstract

本研究は、箱庭作品の左右について、岡田(1980)の研究を参考に、方法に若干の変更を加えた実験的な手続きをとおして検討することを目的とした。手続きは、(1)1つのアイテムを用いた箱庭制作、(2)箱庭写真(正位置写真)の撮影、(3)左右反転写真(正位置写真の左右の鏡像写真)を含む箱庭写真の呈示と「しっくり感」の評定からなり、調査1では1つのアイテムに1本の「木」を、調査2では1台の「車」を用いて行った。調査1、調査2それぞれにおいて正位置写真と左右反転写真の「しっくり感」の評定値を比較するため、(1)作品ごとの正位置写真と左右反転写真の評定の平均値比較、(2)正位置写真の評定の合計と左右反転写真の評定の合計の平均値比較、(3)評定者自身の作品の正位置写真と左右反転写真の評定の平均値比較の3つの側面から検定を行った。結果、正位置写真の方が左右反転写真よりもしっくりくるという一定方向の有意差が見られたのは、アイテムを(中央領域ではなく)右領域か左領域に置いた評定者自身の作品についてのみであった。こうした結果を踏まえ、箱庭空間の左右は制作者から独立して存在するものではなく、常に箱庭空間に向き合うまさにその人にとっての左右の体験をもとに考えていく必要があることを考察した。

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