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The industrial relations and the trade union movement in British iron and steel industries of the monopoly-formation period

Authors
Publisher
慶應義塾経済学会
Publication Date

Abstract

独占形成期における労資関係と労働組合運動(その一)-イギリス鉄鋼業を中心として- 独占形成期にお. け る 労資関係と労働組合運動 ( その一 ) -- ィギリス .鉄鋼業を .中心として —^ ~ , 飯 田 . — . 一 、問題の所在二、一九世紀末恐慌以後のィギリス鉄鋼業における労資関係三、独占形成期における鉄鋼労働者の運動の特殊性 . i 「 ョーロッパについては、古い資本主義が新しい資本主義にょって終局的にとってかわ ^ れた時期を、かなり正確に決定す ( 1 ) : ることができる 一 ^ れはすなわちニ〇世紀の初めであ .る 」 。独占形成史の諸指標として、レーニンはー八七三年恐慌以後、 一九世紀末恐慌をへてニ〇世紀初頭の恐慌をあげ、その最後の段階に 'おいて、資本主義は帝国主義に転化したことを強調し .(2 ) . (3 ) ていることはょく知られている。新しい資本主義 = 独占資本主義の, 到来が、資本の集中. 集積の結果としておこったとすれ ば、その対極としての賃労働の蓄積もまた、 .ほぼ同様な現象がみら .れたことはいぅまでもない。すなわち、 「 併合といぅ暴 独占形成期における労資関係と労働組合運動 .( その一 ) 一 ( 一 〇〇七 ) . ノ 、 .ニ ( l〇 o 八 ) . 力的な方法によって行 .われるに .せよ、 “株式会社と, い,$ 円席な ._ 合の. 方法によってお こな われ, る かにかかわりなく、この資本 の集中の傾向が、今日では かつてみ ないほど強大で あるところの 段 ^ ;」 「 生産手段と労働にた; いする指揮 .の集 (II」 を音心味し、 資本の有機的構成の高度化 .の内容にわたる質的変化の側面が .含意され, ているところの資本の集積が支配的な 現象となるとこ ろでは、資沐 による 購買の対象と I ての労働および労働力自体のもあ る 種の いちじるし い変化をよぴおこさずにはい られない。もちろんそれは、資本の運動の結果としてあらわれ、もしくは資本の運動と対応してあらわれるところのもので . あって、賃労働の法則と いう ものが、それ自体、資本の法則から全く独立して存在するものではなく、従って、賃労動の理 論と いう ものは、資本の運動との _ 速のもとでのみ、もっとも正しく把握され ると ころ 'のものであ I 。 それではこのような新しい段階にお .いて、賃労働の構造にはどのような変化があら わ れ るかが問題である。労働力構造の 変化、賃労働の形態の変動は、ま ^ しく資本の集中 •集積の深化と相対応してあらわれるのであるが、それは現象的には、 労資関係の変化としてあらわれることが一応考えられる。労資関係とはこの場合、労働力を提供し販売するところの労働者 階級と、これを購入するところの資本家階級との、一方における労働力の売買をめぐる取引関係、 すなわち労働市場関係と、 他方これと裏腹の関係において、労資間の対抗関係を包摂す。 そして このような 労資関係の変化と労働力構造の変化およぴ賃労働の形態変化を象徴する ものこそ、 労働者階級の組織形 態の変化であって、いわゆる .一般組合および産業別組合の結成が、独占段階に至って一般化したという事実は、独占資本主 義段階に至って必然化する何らかの諸条件が .、. これを可能に ^ たからにほかならない。 ここではそのような 意味に おいても っとも典型的な独占資本主義成立期における鉄鋼業における労資関係および労働運動について考察することとする。( 1 ) レ I ニン 「 帝国主義 」 、宇高驻輔訳 ( 岩波文庫 ) 三五頁。 ( 2) 上掲斟三七頁。 ( 3) 入江節次郎 「 帝国主義論序説 」 一九六七年 ( ミネルヴア書房 ) 。 入江氏は、この書において 「 資本の集積 •集中 」 の範疇の定立におけるレー ユンの窟義をマルクス 「 資本論 」 におけるそれと対比し、レ丨 -1 ンの 「 独占資本 」 とマルクスの

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