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A Study of Teachers' Images of Child and School Based on Analysis of Their Metaphors

Authors
Publication Date
Keywords
  • 教師/ イメージ / メタファー

Abstract

メタファ一法による教師の子ども・学校イメージの検討 A Study of Teachers' Images of Child and School Based on Analysis of Their Metaphors 深見俊崇 Toshitaka FUKAMI 概要:教師の実践を規定する重要な環境である子どもと学校に関する教師のイメージを メタファー法により測定し,その特徴や属性による差異を検討した。 その結果,子どもイメージについては,成長や可能性のメタファーに表現される子ども として,学校イメージについては,家族や社会のメタファーに表現される集合体としての 学校として捉えられていることが明らかとなった。また,学校のメタファ一作成者の 23.0%が学校の問題点に関するメタファーを作成していたことから,学校が抱える問題も 彼らのイメージに投影されていることが示された。 性別・経験年数・教師の問題意識という教師の属性の違いから子ども・学校イメージの 差異を検討した結果,子どもイメージ ・性別間,子どもイメージ ・教職年数聞に統計的に ??? ,, ? ? ? ??? ? ? ? ? ?? ? ?? ??? ? 有意な連関が認められた。それゆえ,教師の属性によって,子どもについては捉え方が異 なる可能性が示唆された。 キーワード:教師,イメージ,メタ ファー 1 .問題 上げる。 ELBAZ (1981)によると,教師の実践的知 識の構造を形成するのは, r実践のルールJr実 践の原理JrイメージJであり,その中でもイメ ージが最も包括的なものであり,感情や価値, 要求,信念が結合されたものである。そのため, 教師のイメージを取り上げることで,子どもと 教師とは,常に子ども(児童・生徒)との関 係を前提としながら存在するものである。また, その前提は,両者が学校という制度に属してい ることによってのみ成り立つ。また学校は単な る物理的環境ではなく,視点を変えれば,同僚・ 管理職・子ども・保護者・地域の人々との関係 によって成り立つ人的環境と見ることもできる。 そのため子どもと学校との関係は,教師の他 者との関わりを反映するとみなすことができる。 したがって, 子どもと学校は,教師の実践を規 定する重要な環境である。なぜなら,他者とは 「自己から超越した存在ではなく,自己を成り 立たせる『不可欠の条件Jなのであり, 他者と の関係において,自己のアイデンティティは現 実化されるJからである(白石 2004)。 それゆえ,子どもと学校に関して,教師がど のように捉えているかを教師の声の中から探る 必要があるだろう。それを実現する手がか りとして,本研究では,教師のイメージを取り ?? ? ? ?? 。 ? • ? ?? ? 3 、 ? ? ? ? 学校について包括的に考究することが可能とな ろう。 なお本研究では,イメージを測定する手法と して,メタファ一法を取り上げる。 メタファーという修辞法には,ある事物を適 切に表現するためにそれと似たもので代置する, 感情あるいは何らかの緊張がはらまれている, という独特の性質がある(石戸 1994)。それ ゆえ,あるものをメタファーによって表現する ァーとして選択されるかは,メタファ一作成者 { のその対象に対する潜在的な認識構造に基づい ているので,そこからその使用者が世界と関わ る基本的な姿勢をある程度推測できる(石戸 際に,数多しミその類似物の中からなにがメタフ ? ?? ? ? ? ? ,? 1 ? ? ? 、 , ?? ?? ?, , ? ? ? ?? ? ?? ? ??? ? ? ? ? ??? メタファ一法による教師の子ども・学校イメージの検討 別による違いを報告している。 秋田 (1996)によると,中高課程においては, 初任教師と中堅教師の授業イメージに差が認め られたと,教職経験によるイメージの違いが示 唆されている。 また,教師は,自らの問題意識に基づいて個 性的な実践を展開しているが個々人の子ども との関わりによって問題意識も少なからず規定 されていよう。そのため,教師個々人が抱く問 題意識もイメージの差異を規定する可能性があ る。 それゆえ,性別・教職経験・教師の問題意識 によって,教師の子どもイメージは異なること が想定されるため,それらを分析の指標として 検討しなければ,子どもイメージの包括的な考

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