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Discussions on Commodification of Food Culture

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Publisher
首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 観光科学域
Publication Date

Abstract

本稿では,「食文化」の商品化を概念として構築するための,近接分野にみられる商品化概念について検討する。先行研究としては,観光人類学などにみられる「文化」の商品化に関するものと,おもに農村研究から提起された「農村空間」の商品化に関するものを対象とする。これらの先行研究において共通しているのは,商品化はまなざしの転換を示す視点である。「食文化」の商品化への応用に関する主な問題点としては,真正性やロカリティはより多様化する可能性があり,商品化から再生産への言及は少ないということである。以上をふまえ,「食文化」の商品化は,概念としては非商品から商品への移行と,背景としてのまなざしの変化を示すが,そのモビリティの高さ,変容可能性の高さから,それに関する議論に再生産や循環のプロセスを盛り込む必要がある。本稿では,「食文化」が経済活動と文化事象を循環するモデルを想定し,そのなかで文化事象から経済活動に移る切替部分を「食文化」の商品化と考える。

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