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Identification of pneumonia-causing lipoproteins from Mycoplasma pneumoniae

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学位5228・理・清水 隆 氏 名 清水 隆 学 位 の 種 類 博士(理学) 学 位 記 番 号 第 5228 号 学位授与年月日 平成 20 年 6月 30 日 学位授与の要件 学位規則第4条第2項該当者 学 位 論 文 名 Identification of pneumonia-causing lipoproteins from Mycoplasma pneumoniae (ヒトマイコプラズマ肺炎の要因であるリポタンパク質の同定) 論文審査委員 主 査 教 授 宮田 真人 副 査 教 授 池西 厚之 副 査 准教授 中村 太郎 論 文 内 容 の 要 旨 マイコプラズマ肺炎は Mycoplasma pneumoniae(以下、M. pneumoniae と略)によってひき起こさ れる過度の炎症反応が主な病因と考えられている。申請者は以前に、M. pneumoniae からヒト培養細 胞に炎症反応をひき起こすタンパク質を分離、同定し、ジアシルタンパク質である ATP 合成酵素の b サブユニットであること、さらにこのタンパク質が TLR2 (Toll-like Receptor2)と TLR6 により認識 されていることをつきとめた。TLR は微生物の構造を認識し、炎症反応をひき起こす。ヒトでは 11 種類ある TLR のうち、TLR1 と TLR2 がアシル基を3本有するトリアシルリポタンパク質を、TLR2 と TLR6 がアシル基を2本有するジアシルリポタンパク質を認識することが知られている。 本研究では炎症を誘導する M. pneumoniae のタンパク質2つをあらたに精製、同定した。これらは機 能未知のリポタンパク質で、それぞれ N-ALP1 (NF- B-activating lipoprotein)、N-ALP2 と命名し た。TLR1 依存的に炎症反応を誘導したため、トリアシルリポタンパク質であると推察された。 次に M. pneumoniae が生体の肺において炎症を誘導するために重要な構造を特定するために、それぞ れのリポタンパク質のアシル基と周辺約 15のアミノ酸残基ペプチドからなる部分を合成し、マウス への経鼻投与をおこなった。肺に炎症を誘発する活性を調べたところ、ATP 合成酵素 bサブユニット の合成リポペプチドは強い活性をしめしたが、N-ALP1、N-ALP2 の合成リポペプチドはわずかな活性 しかしめさなかった。 以上の結果から、M. pneumoniae のジアシルリポタンパク質である、ATP 合成酵素 bサブユニットが、 宿主の肺において炎症を引き起こし、ヒトマイコプラズマ肺炎の病因の一端を担っていることが示唆 された。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 マイコプラズマ肺炎は Mycoplasma pneumoniae(以下、M. pneumoniae と略)によってひき起こさ れる過度の炎症反応が主な病因と考えられている。申請者は以前に、M. pneumoniae からヒト培養細 胞に炎症反応をひき起こすタンパク質を分離、同定し、ジアシルタンパク質である ATP 合成酵素の b サブユニットであること、さらにこのタンパク質が TLR2 (Toll-like Receptor2)と TLR6 により認識 されていることをつきとめた。TLR は微生物の構造を認識し、炎症反応をひき起こす。ヒトでは 11 種類ある TLR のうち、TLR1 と TLR2 がアシル基を3本有するトリアシルリポタンパク質を、TLR2 と TLR6 がアシル基を2本有するジアシルリポタンパク質を認識することが知られている。 本研究では炎症を誘導する M. pneumoniae のタンパク質2つをあらたに精製、同定した。これらは機 能未知のリポタンパク質で、それぞれ N-ALP1 (NF- -activating lipoprotein)、N-ALP2 と命名し た。TLR1 依存的に炎症反応を誘導したため、トリアシルリポタンパク質であると推察された。 次に M. pneumoniae が生体の肺において炎症を誘導するために重要な構造を特定するために、それぞ れのリポタンパク質のアシル基と周辺約 15 のアミノ酸残基ペプチドからなる部分を合成し、マウス への経鼻投与をおこなった。肺に炎症を誘発する活性を調べたところ、ATP 合成酵素 bサブユニット の合成リポペプチドは強い活性をしめしたが、N-ALP1、N-ALP2 の合成リポペプチドはわずかな活性 しかしめさなかった。 以上の結果から、M. pneumon

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