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An experimental study on consistency in multi-viewpoint information systems architecture

Authors
Publisher
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
Publication Date
Keywords
  • ビューポイント
  • ステークホルダ
  • 情報システムアーキテクチャ
  • 統一モデリング言語
  • 整合性

Abstract

近年, 情報システムを必要とする領域の拡大に伴い, 様々な利害関係者が開発に関与するようになった. これによりシステムに対する関心・視点であるViewpointの種類が増加し, アーキテクチャ設計が複雑化している. IEEE 1471-2000では, Viewpoint毎にアーキテクチャを記述する為の標準のArchitectural Descriptionを提示し, 異なる複数のViewpoint毎に作成する方法も提供している. 現在ソフトウエアシステムにおいて, 大きな課題の一つは複数のViewpointで作成した複数のアーキテクチャ間の整合性を取り, 矛盾なく統合する効率的な方法論の整備である. 一般に高品質なシステムアーキテクチャの作成には"経験"と"勘"が必要だとされている. 先行研究では, 作成したアーキテクチャを抽象度を上げた表現に変換し, メタモデルを定義している. このメタモデルをアーキテクチャのルールとして採用することで, 矛盾が発生している個所を特定し, Viewpoint間を横断した一貫性のある構造に改良することができる. 一方, この提案を具体的に実施するには, 異なったViewpointに従って作成されたアーキテクチャを, (1)同一の表現方法(例えばすべてをコンポーネント図に)に変換し, さらに(2)構造図で表現されたすべてのアーキテクチャを論理式表現に変換する. これらの操作は, 実践のシステムエンジニアリングの現場では, 大きな負荷作業となり採用されにくい. そこで本研究ではあらかじめ, 成功裏に終了したシステムの中から, 対象システムにとって最適なBest Practiceを選択し, ルールを抽出する方法を考案した. この整合性のルールを用いて対象システムの, すべてのViewpointのアーキテクチャ作成することで, 作成後に矛盾点を検出し, 整合を取る作業を限りなく削減できると考えた. 提案手法では, ①対象システムのアーキテクチャ作成用のBest Practiceを, 両システムのステークホルダの構造に注目して選択する. このときI. Alexanderの主張するステークホルダの特定方法と表現方法を採用する. ②Best Practiceのアーキテクチャ表現の抽象度を上げる. このとき①で特定したステークホルダ構成を利用する事で, 過度の抽象化を避けることが可能になる. ③最適化されたBest Practiceアーキテクチャをルールとして対象システムのアーキテクチャを作成する. 本研究では, この手法の有用性を実際のシステムアーキテクチャ作成に用いて検証した. 今後の課題として, ステークホルダと直接つながらない内部コンポーネントのルール化, ルールが適用出来る事による作業の効率性への影響に関する評価の検討がある.

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