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M. Nicholson, Oligopoly and conflict : a dynamic approach

Authors
Publisher
慶應義塾経済学会
Publication Date

Abstract

M・ニコルソン著 Oligopoly and Conflict: A Dynamic Approach 「三田学会雑誌j 69巻 5 号 (1976年6月) M コルソン著 『Oligopoly and C on flict:, A Dynamic Approach』 価格政策は,従来,真占的金業行動において最も重 視されてきた側面であるが,企業が広告や販売等の非 価格競争を激しく行いながら,伽格政策においては, あ^たかも協定が存をするかのように協調する現象がし ぱしぱ観察される。このように,企業行動の1 つの偶] 面では激しく競# しながら,他の面’では協調するとV、 った部分的競争の現象を, どのよう,に辨明したらよい であろうか。本書の意図するところは,とのような問 題を解明するi ' ^ の分析用具を提供することにある。, . . . . . ' 本書で考察される基本モデルはi ‘ 囚人のディレンプ' として知られる筒単な複占問題である。任意の時点に おいて,企業A, B は,協調的行動と攻撃的行動,との 2 つの選択肢をもっている。各時点の単位期間当り利 網は , 選ぱれた-^対の選択肢によって一意的に決まり, 利得行列を構成する。添字 1 で協調的行動, 2 で 攻撃的行動を表わすならぱ,期 r&利得行列(A, 3) 0 要素ほ次の条件を満たす。 ゐ12〉■ろ11> ゐ22>621 いま,問題が単一期間内の最適戦略の決定,あるいは, 定律•的均衡点の分'析でもれぱ,何らかの企業行動仮説 を仮定することによって,C の利得行列から静学的モ デルの解が得られよう。本書において展開される囚人 のディレンの分析の莲本的挥格は,曲間利得行列か ら出発しながら,新たに時間要素を導入するととによ って,.' 動学的戦略一--時間径路------を企業選択する 政策変数として捉えることである。技術的,制度的, 経済的にw 能な戦略の集合の中から最適な軟略を選ぶ 適択原理につ、ては, 新 し 、試みはなされていないの で,本書の新機軸は,潜在的に可能な戦略の集合を構 成する仕方にあるといえよう。以下,軟略が構成され るプロセスをたどりながら,基本モデルの特徴をなす と思われる3 点につ、、て触れ,このモデルが冒頭の現 象に対してどのような説明を与えるかを考察しよう。 基本モデルの特徴の第一は,各企業が最大にしよう とするものは, 単* 期問の期間利潤やはなく,各期に 得られる利得の流れの現在価値でもるというととであ る。したがって,企業は最適点を選択するのではなく て,最適な時間径路を選択する。;かりに最適径路が静 学モデルの均衡点と同一 の^定常状態に至るとしても, 重要なのは定常状態に至るまでの過程である。こめ場 合,もし1 つの選択肢から他の選択肢に瞬時に後行で きるならぱ,静学モデルと動学モデルとの達は消えよ ぅ。 ' , 基本デルの特徴の第二は,f周f の時間的遅れ/^導 入である。選択肢f から選択肢ゴへの移行には,変更 を決意してからそれがま現するま:e に Sかの時間的遅. れが存在する。これは, たとえば,販売強化の場合に, 組纖化と訓練の^^めの-^定の 1^^備期間が必耍なように, 技術的理由による遅れと解せよう。 基本モデルの特徴の第さは,動学的戦略の構造に関 するもめであも。すなわち,動学的戦略は,所与の初 期選狹肢と构與進釈肢とを結ぶ時間径路でもる。とこ で均,点というのは,相手の選択肢を所与*とするとき, よひ攻撃的ないかなる行動も,それによってひt 起さ れる報後的行動がもたらす長期的失を償うに足る-^ 時的利得を生み出さないような選択肢の対をいう。こ こでの例でいうならぱ, (2, 2) はより攻撃的行動が 存在しなVくのであるから, 定舞に■よって均衡点, (1, 2 ) と (2 , 1 ) は不均衡点である。選択肢の对 ( 1 , 1〉 については,不等式 f (an—ail) e~^ d^t<CI (an—a22)e"^ d^fJo Jtxz I ibi2-bn) dt<(" (611- 622) dt Jo */ fil2 力♦、共に成立する'とき均衡点となる。この式で,S12, U, は,それぞれ企業A, B め調盤の.時間的遅れ, r は共 通の割引率であるb 不等式の左辺は, 攻撃的ね動‘によ る一時的利得を,右辺は,相手の報傷的行動がもたら す長期的損失をまわしている。これから次の塞★ポ參 式が得られる。 ■ CZ-21 一 ttll Ckl一び22 < 0i2—

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