術前放射線化学療法が有効であった膀胱後部平滑筋肉腫の1例 / Retrovesical leiomyosarcoma responsive to preoperative chemoradiotherapy: a case report
69歳男.排尿困難を主訴として入院.下腹部に小児頭大の腫瘤を触知,MRIで膀胱の背側に11.5×8.0×8.0cmの腫瘤を認め,膀胱は著しく前方へ圧排され,腎盂鏡を経尿道的に挿入,針生検を行い平滑筋肉腫と診断した.術前に動注化学療法と放射線の骨盤内照射を行い4ヵ月後に腫瘍は35%の縮小が得られ,膀胱後部腫瘍摘除術を行った.腫瘍のみを根治的に摘除でき,大部分が壊死に陥っていたが,一部vialbleな組織を認め,組織像は生検とほぼ一致していた.偶然左腎腫瘍を発見,左腎部分切除を行い,renal cell carcinomaであった / A 70-year-old man with dysuria was referred to our hospital. Computed tomography ...
